「メタボで睡眠不足」だと死亡率は2倍にも!?最新の研究で分かった睡眠最低時間
実はメタボの人は、人一倍「睡眠時間」に気を付けなければいけないということを知っていましたか??
最新の研究(2017年8/26)<ペンシルベニア州>では、
メタボの人が6時間未満の睡眠を続けると、死亡率はなんと
2.1倍
にもなると言います。
「メタボで睡眠不足」だと死亡率は2倍にも!?最新の研究で分かった睡眠最低時間
1.ペンシルベニアで行われた世界初の研究
2.実験結果
1.ペンシルベニアで行われた世界初の研究
実はこの「肥満の人を対象にした睡眠実験」は世界初!
元々は、Pennsylvania State College of Medicine (ペンシルベニア薬科大学)と言うところで研究されていました。
そしてこの研究結果は、アメリカの「the Journal of the American Heart Association」という雑誌に掲載されました。
今からこの実験について軽くお話していきます。
この実験は1344人の協力の元行われました。
そこでのメタボの人の割合は40%で、
1344 × 0.4 = 537.6
この実験では約540人がメタボということですね。
このメタボの被験者の方々を、平均して16年後までモニターしたところ22%、
つまり 540 × 0.22 = 118.8
118人の方が16年間で亡くなっていることが判明しました。
そして主にこの結果は、睡眠時間が6時間未満の人に共通していることが明らかになりました。
2.実験結果
この結果として、睡眠時間が6時間未満のメタボの方の死亡率は、
メタボではない人に比べて2.1倍も差があることが判明しました。
しかしメタボの人は、もし6時間以上睡眠を確保したとしても、通常の人の1.5倍の死亡率があるとも結論づけられました。
そしてその多くの死亡原因は、「糖尿病」や「心筋梗塞」とされています。
肥満の人に多くみられる症状の一つとして睡眠時無呼吸症候群というものがあります。
これは首周りの脂肪などで、喉の気道をふさいでしまい、睡眠中に気づかないうちに無呼吸になってしまうというものです。
何が恐ろしいかというと、
無呼吸によって、体内が酸素不足になり、二酸化炭素の割合が増えていき血圧をあげてしまいます。
そして睡眠中の酸素欠乏は、
体内でのインスリンの分泌を阻害する危険性があり、
この結果、血糖値が上がり糖尿病のリスクが増えてしまうのです。
つまり、「肥満」だけではなくそれに伴う「いびき」も、この脂肪率を高めている原因だと言えます。
※もちろん被験者のもともとの体調や、メタボの進行の程度、年齢にも結果は左右されますがそれも踏まえての実験結果のようです。
いかがでしたか?
肥満気味の人は睡眠時間をちゃんと管理することが大切です。
生活習慣を見直してきちんと睡眠時間を確保すると、健康になれるだけではなくて、結果として自分の将来のためにもなります。
まずはゆっくり肥満解消から取り組んでいきましょう。
記事の引用元↓
VOAニュースより